河村市長「法的措置検討」 札幌の不自由展で写真燃やす動画

名古屋市の河村たかし市長は23日の定例会見で、札幌市で21日に開かれた芸術展「北海道・表現の自由と不自由展」に自身の写真が燃やされる動画作品が出展されていたとして「犯罪的行為だ。法的措置を検討する。少なくとも侮辱罪には当たる」と述べた。

この芸術展は、8月から10月まで名古屋市で開かれた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が、妨害や脅迫の殺到を受けて一時、中止されたことを憂慮した北海道内の芸術家が企画した。河村市長が問題視したのは、道内の漫画家が出展した動画作品1点で、河村市長や菅義偉官房長官、東条英機元首相らの写真が燃える場面が登場する。

河村市長は、税金が投入されるトリエンナーレの不自由展で昭和天皇を題材にした版画を燃やす映像作品などが出展されたのは問題だとして一貫して批判してきた。国は支給予定だった補助金の不交付を決めた。

一方、今回の芸術展は民間主催で税金は投入されていない。会場は公共施設だが、一定の開催概要を申告した上で使用許可を得たという。

芸術展実行委員会の金井孝次・共同代表は取材に「政治や権力に対する表現の自由がどこまで許されるのか市民に考えてもらうために企画した。法廷で争う覚悟もある」と述べた。

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